モータースポーツには様々なジャンルがあります。
その中でも直線の加速性能を競い合うのが「drag race:ドラッグレース」です。
(走行シーンは16:00頃から)
多くのレースは距離は1/4マイル(約402m)で行われます。
※2008年にトップフュエルとファニーカーの両クラスのレーストラックの長さが402mから305mに変更になりました。
ドラッグレースの中でも「top fuel:トップフューエル」という最高峰クラスでは時速530km/hを超えるマシンもあります。
👆トップフューエルクラスのドラッグスターというタイプのマシン
最速クラス「トップフュエル」のドラッグスターのエンジンの排気量は8195ccで、その馬力は8000馬力、中には10000馬力のマシンも存在します。
ドラッグスターは毎秒5.7リットルのニトロメタンを消費します。
めっちゃ速いけど、鬼のように燃費が悪いです。
多分見た目のカッコよさも考えられてるのでは??
ドラッグレース(ゼロヨン)は2台のクルマが横並びで対決するスタイルで行われることがほとんどです。
シンプルに「どっちが速いの?」っていうのがわかりますので、プレイヤーもギャラリーも面白いですよね~
ということは、これをRCカーでやったら絶対楽しいはずです。
RCカーのドラッグレースマシンは超速い
海外ではRCカーのドラッグレースを楽しんでいる方がたくさんいます。
マシンも本物そっくりのドラッグスターだね🐾
ロータリーエンジン搭載のラジコン👇
速すぎて怖いくらい…
っていうか、夜なのに大丈夫なのかな💦
ドラッグレース専用のマシンキットも販売されています。
👆ファニーカーというタイプのマシンです
こちらはドラッグレース用タイム計測システムです。
「セカイモン」や「e-buy」などの海外通販、オークションサイトで購入することができます。
レーザー(実車の場合は主に光電管)でマシンを感知して、スタートシグナルからタイム計測まで行えるシステムです。
スタートって「よーい、ドン」じゃダメなの?
では一応ドラッグレースのスタートにつてい触れておきます。
ドラッグレースのスタート方法
ドラッグレースのスタートはちょっと独特です。
ちょっとややこしいので興味のない方は飛ばしてください。
ドラッグレースではスタートの位置が厳密に決められています。
その位置へ車両を誘導するのがツリーの上から2つ目までのステージングライトです。
通帳「クリスマスツリー」です。
・プレステージライト(一番上の黄色)
スタートラインに15cm間隔で2本の光電管がセットされています。
1本目の光電管を横切ることにより、このライトが点灯します。
まずこのライトが点灯するところまでゆっくりとマシンを進めます。
・ステージライト(上から2番目の黄色)
プレステージライトが点灯したところから15cmほど前に進むと2本目の光電管も横切り、ステージライトも点灯します。
これで車両がスタート位置についた事になります。
上下のステージングライトを2台のマシン共に点灯させると、スタート準備が完了です。
スタートの準備が整い、スタートエリアにいるスターターがコースの安全を確認しスタートボタンを押します。
・3つのアンバーシステムライト(黄色)
スターターがスタートボタンを押すことでステージングライトの下にある3つのライトが点灯し最後のグリーンライト点灯でスタートになります。
点灯の仕方は2つあります。
<スポーツマンスタート>
3つの黄色いライトが上から0.5秒刻みで点灯し、最後のグリーンライト点灯したらスタートします。
<プロスタート>
3つの黄色いライトが同時に点灯し、その0.4秒後にグリーンのライトが点灯してスタートになります。
更に…
ドラッグレースは、
・リアクションタイム
・ラップタイム
の2つのタイムを計測します。
リアクションタイムは緑のスタートライトが点灯してからマシンが動き出すまでのタイムです。
ラップタイムはマシンが動き出してからゴールするまでのタイムです。
レースによって「ラップタイムのみ」を争う場合と、「リアクションタイム+ラップタイム」で勝敗をつける場合があります。
ただしリアクションタイムが0.4秒(クラスによっては0.5秒)以下の場合はフライングになります。
※人間の反射反応時間が0.4秒必要とされているからとのことです。
ちょっと面倒…
ラジコンのゼロヨンをもっと手軽に楽しみたい!
競技としてのドラッグレースは細かいルールが決められていますが、もっと自由な「ゼロヨン対決」はたくさん行われていますよね。
TOKIO対阪神電車とか。
まだ山〇メンバーがいた頃…
そして同じ車でも、色んなジャンルのマシンが登場するのがゼロヨンの面白いところです。
って言うか、タービンがむき出し!?
ホッドロッドってやつだね、カッコいい~🐾
ラジコンも色んなジャンルがありますが、直線だけの勝負なのでどんなマシンでも参加することができるはずです。
そしてスタート方式が…、タイム計測が…と色々ルールを決めるのは大変なので、
とりあえずマシンを2台並べて、
「Ready? Set、 Go~!!」
でいいんじゃないでしょうか。
👇こういう雰囲気めっちゃ楽しそう
だってミニ四駆のゼロヨンも楽しそうだよ
画像出典:総務総一郎となになに
世田谷ベースでおなじみ総務の総一郎さんが2017年頃から企画開催している「ミニ四駆ゼロヨンカップ」
~ルール抜粋~
デクロスのボディを使用していればなんでも自由
シャーシ、モーター、電池などはもちろん自由
ただし少しでもいいのでデクロスに見えることが条件です。
ドライバー人形必須(タミヤ製以外や自作も可能)
コースの関係上、幅は20cm以下にしてください。
かなりゆるいルールなので、個性的なマシンがたくさん登場します。
みなさん単純に速さだけを追求するわけでなく、オリジナリティのあるカスタムを楽しんでいる感じです。
まとめ:RCカーでドラッグレースを楽しんじゃえ
ラジコンは”作る楽しみ”もありますよね。
オリジナルシャーシを作ったり、超リアルなボディを作ったりしている方もたくさんいます。
せっかくカッコいいマシンを作っても、
「ぶつけたら勿体ないからサーキットを走らせるのはちょっと…」
「レースはルールがあるので出場できない」
という場合もあると思います。
そんな時もルールの緩いゼロヨンイベントがあれば気軽に参加できるはずです。
開催場所などの関係もありますが、今後もっとたくさんRCカーのドラッグレースが開催されればいいのにな~と思います。