今回ご紹介するのは「ラジコン初心者がサーキットで練習するときの準備やマナー」です。
サーキットのHPを見たり、店員さんに聞けば親切に教えてくれると思いますけどね!
ここでは基本的な準備やマナー、サーキットでの走らせ方についてご紹介していきます。
※すぐに見たい項目があれば下の目次から選んでください。
目次
サーキット走行に行くときに準備するもの
壊れた時の予備パーツなどたくさんあればあるほどいいですが重装備になってしまいます。
まずは最低限のものを持参して、サーキット走行や施設の利用を体験してみましょう。
~持っていくもの~
□ マシン&プロポ
□ 走行用バッテリー&充電器
□ プロポ用乾電池(バッテリー)
□ 工具
□ スペアパーツ
□ マシンやプロポの取り扱い説明書
案外忘れやすいのがプロポですが、ボディやタイヤも多いです。
タイヤくらいなら現地で買ってもいいかもしれませんけどね💦
サーキット走行ではクラッシュで足回りのパーツが壊れることが多いです。
ショップが併設していないサーキットの場合、できればアーム、ハブ、アップライトなどの予備パーツがあると安心です。
それから最初の頃は説明書を見ないとマシンを修理できないことがあったり、プロポや受信機の設定方法がわからなくなることがあります。
取り扱い説明書をお忘れなく。
サーキットに行く前の事前準備
せっかくサーキットに行くなら、なるべくたくさん走らせたいですよね。
走行に集中できるように以下のような事前準備をおすすめします。
~サーキットに行く前に準備&チェックしておくこと~
□ マシンが壊れていないか
□ ビスの緩みがないか(特にステアリング系など)
□ 車が真っすぐ走るか
□ 走行用バッテリーとプロポのバッテリーの充電
□ マシンが汚れていないか(土、泥がついているのはダメ✖)
初心者のうちはとにかくたくさん走らせた方がいいので、現地では最小限の調整だけおこなうようにします。
部屋の中や家の前で出来る範囲のチェック走行をしておきましょう。
車を真っすぐ走るようにするには👇
参考:ラジコンのプロポはどれを選べばいい?「RCカー用プロポの種類・設定の注意点」
サーキットでは汚れた車を走らせてはダメです。(オンロードコース)
土、泥はきれい落として、オイル漏れがないかチェックしましょう。
忘れっぽい人はバッテリーを搭載してボディとタイヤを装着して、「あとはコネクターをつなげばOK」という状態にしておくとよいでしょう。
ラジコンをサーキットで走らせる時のマナー
サーキット走行は知らない人同士でその場を共有します。
同じ趣味を持った人が集まるのですから仲良く楽しみましょう。
~サーキットでの一般的なマナー~
・あいさつ
・声かけ(コース上で止まった時、コースに入る時、助けてもらった時)
・自分よりペースが速い車が来たら進路を妨害しない
・ぶつけたら「ごめんなさい」、ぶつけられても文句を言わない
・お立ち台(操縦台)では隣の人の視界を遮らないようにする
・バッテリー1本分走らせたらコースをあけて休憩する
・コースの中で修理や調整をしない
・ピットスペース(作業スペース)で物を散らかさない
ラジコンに限ったことではなく、はじめて何かの施設を利用する時は緊張するものですよね。
「私下手だから邪魔にならないかな~??」
「ぶつけたらどうしよ~」
と不安も多いと思います。
ですがサーキットは、ルールやマナーを守っていれば「速い・遅い」「上手い・下手」は関係ありません。
初心者だからといって負い目を感じたり、焦る必要はありません。
常連さんや上手な人達に圧倒されずに自分のペースでしっかり練習してください。
自分からコミュニケーションをとることで仲間ができやすい
でもせっかくなら、自分よりも上手な人からアドバイスをもらったり、お話できたほうが楽しめますよね。
そのためには「はじめのあいさつ」が大切です。
中には独特の雰囲気(威圧感、ちょっと近寄りがたい感じを出している)の人もいるかもしれませんが、案外あいさつしたらお話好きということも多いです。
とりあえずあいさつしてみましょう(笑)。
無理に話をしなければいけないわけではありません。
でも自分からコミュニケーションをとることで他のお客さんやお店のスタッフ、常連さんとも仲良くなれるチャンスが増えます。
共通の趣味を持った仲間ができることもラジコンの大きな楽しみであり喜びです。
声かけをする理由
コースの中でマシンが止まったり、ひっくり返ってしまったら他のドライバーに「止まってま~す」と声かけします。
マシンを回収するためにコース内に入る時も「入りま~す」と声かけします。
これは他のマシンの接触を防ぐと同時に、自分のマシンや自分の身を守るためにも重要なことです。
中にはマシンを起こしてくれたり、回収してくれる人もいますのでその時はお礼を言いましょう。
マシン同士の接触はお互いに自己責任
コース内の接触は基本的にお互いに自己責任です。
みなさん自分のマシンが大切なので「わざとぶつける」人はいないはずです。
ぶつけてしまった時は「ごめんなさい」、ぶつけられたとしても文句を言うのはマナー違反です。
抜かれるのも技術が必要
自分よりペースが速い車が来たら進路を妨害してはいけませんが、急に止まったり進路を変更するのも接触の原因になります。
その都度、譲ろうとして自分のマシンがコースを外れたり、クラッシュするのも困ります。
ラインを譲ろうとして唐突な動きをするよりも、「相手の進路を妨害しない、ブロックしない」ことを心がて普通に走っていれば上手な人なら抜いていってくれます。
バッテリー1本走らせたら休憩をとる
最初はとにかく走り込みたいと思いますが、自分だけのコースではありません。
定期的にコースをあけて休憩をとりましょう。
休憩中にマシンを調整したくなりますが、はじめのうちは変にいじって走らなくなるより、基準値で走らせた方がいいと思います。
上手な人の走りを見ながら「エアラジ」をするといいですよ。
上手な人が走らせているマシンを見ながら、自分が操縦しているかのようにプロポ操作をすることです。
実際に走らせなくてもマシンの「動きとモーター音」でステアリングを切るタイミングや速さ、スロットルの開け具合の感覚がつかめます。
サーキットでの基本的な走らせ方
初心者がはじめてサーキットを走ると「曲がりきれずに壁に激突」「コーナーの手前で早くステアリングを切りすぎてコースの仕切りに激突」という感じになると思います。
いきなりマシンが壊れたら悲しいです。
まずは壁や仕切りにぶつからないように、コースの真ん中を通ってゆっくり周回しましょう。
RCカーをサーキットで速く走らせるには、
◆ スローイン・ファーストアウト
◆ アウト・イン・アウト
◆ ま~るく曲がる(まわる)
という走らせ方が基本になります。
コーナーリングは「立ち上がり重視」
RCカーでサーキットを速く走るには、直線部で確実にスピードを落としてコーナーに進入し、コーナーの頂点を過ぎるあたりから加速させていく「スローイン・ファーストアウト」が基本です。
ラジコンをはじめたばかりのうちはコーナーに「突っ込みすぎ」になります。
突っ込みすぎると、減速が足りないままコーナーに進入して無理やり向きを変えることになります。
マシンの動きが不安定になり、方向が定まらないのでなかなかスロットルを開けることができず、結果的にコーナーの脱出速度が遅くなってしまいます。
上の画像の「●」はクリッピングポイントです。
クリッピングポイントとはコーナーの頂点で一番内側による地点のことです。
コースのいちばん外側からコーナーに入り、コーナーの頂点付近で車をいちばんインに寄せ、コースの外側いっぱいに向けてコーナーを抜けていくライン取りがアウト・イン・アウトです。
コース幅をいっぱいに使い、「ま~るく」走行ラインをとることで減速も最小限で済み、コーナリング中も速いスピードを維持できます。
突っ込みすぎて「カクン」と曲がると速く走ることができません。
どんなコーナーも原則はアウト・イン・アウトでしっかりインにつけるようにしますが、実際にはクリッピング・ポイントをコーナーの頂点より少し先にずらした方が速くはしれることも多いです。
はじめは1つ1つのコーナーを確実にこなすだけで精一杯だと思います。
慣れてきたらコース全体を滑らかに、一筆書きするようなラインで走らせていきます。
路面の凹凸やこう配、グリップが高い・低いなどもあるので「どのラインを通ったら速いのか」を色々試しながらタイムを短縮してくださいね!
理想と現実は違いますからね♡
まとめ
・サーキット走行に行くときに準備するものには「マシン&プロポ」「走行用バッテリー&充電器」「プロポ用乾電池(バッテリー)」「工具」「スペアパーツ」「マシンやプロポの取り扱い説明書」などがある
・サーキットのルールやマナーを守ればみんなが楽しく走行できる
・自分からコミュニケーションをとることでスタッフや常連さん、ほかのお客さんとも仲良くなれる
・はじめは大切なマシンを壊さないように走ってくださいね♡
サーキットで練習したら次はレースに参加しよう!