みなさんラジドリってご存知ですか?
裸の地鶏じゃないですよ。
⇧裸地鶏(らじどり)
ラジドリとはラジコンでドリフトをすることです。
ドリフトがイマイチわからない方もいらっしゃると思いますので少し紹介しておきますね。
ドリフトとは、車の後輪もしくは4輪すべてのタイヤを滑らせながらコーナリングをする走行技術のことです。
画像引用:FIA Intercontinental Drifting Cup
ドリフトが他のモータースポーツと違う点は、ドリフト時の角度やライン取りといった走りの正確さ・美しさ・カッコよさを競い合うことです。
あえてタイヤを滑らせてカッコよく走るのが「ドリフト走行」、速さを追求してなるべくタイヤを滑らせないようにして走るのが「グリップ走行」です。
※ラリーなどの悪路を走る競技では、速さのめにドリフトさせることもあります。
このドリフトをRCカーでやってしまおうというのがラジコンドリフト、「ラジドリ」です。
画像引用:YOKOMO
本物かと思ったよ。
そうなんです。
リアルなマシンを作り込むのもラジドリの大きな魅力です。
画像引用:YouTube
スピードを追求するレースでは、ボディの重量や空力も考慮したいところですよね。
その点ドリフトは速さよりも「見た目のカッコよさ」にこだわることができます。
画像引用:YouTube
エアロパーツ、ホイール、電飾などがたくさん販売されていますので、自分の好きなようにマシンをカスタムすることが可能です。
⇩こちらはRCカービルダー MACKY WORKSさんの作品。
内装やギミックまで緻密に作り込まれています。
見た目はもちろんですが「走り」はもっとカッコいいですよ。
⇩こちらはRCドリフトの世界大会。
接触ぎりぎりまで寄せるスゴ技でギャラリーも大盛り上がり。
⇩でも本格的な競技じゃなくて、こういうカオスな感じも楽しそうですよね。
さて、このようの楽しみ方いっぱいのラジドリですが、いざ始めるとなると何を揃えればいいのかよくわかりません。
そこでこのページでは、「とりあえずラジドリをやってみよう」という方向けに、おすすめの入門用RCドリフトカーを紹介していきます。
RCカーに必要なプロポやメカなどが全くわからないという方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
→RCカーを買う前に知っておきたい「超」基礎知識。何を揃えればいいの?必要な工具は?
※すぐに見たい項目があれば下の目次から選んでください。
ドリフト用RCカー
ドリフト用のラジコンキットは数多く発売されていますが、やはりドリフトと言えばヨコモさんです。
ラジコンのドリフトカーには4輪駆動と2輪駆動(RDW)がありますが、ヨコモではどちらもラインナップされています。
◆ RCカー用のジャイロとは?
ざっくり言うと車がスピンする前に勝手にカウンター(修正舵)を当ててくれる装置です。
ステアリングのサーボと受信機の間に割り込ませる感じで使用します。
2駆ドリの場合はジャイロがないとドリフトが非常に困難です。
ジャイロによっては2チャンネルで使えるものもありますが、3チャンネル以上あるプロポを使用することで送信機からジャイロの感度調整が可能になります。
※2チャンネルのプロポでは使えないものもありますので注意してください。
ヨコモからハンチングしないサーボが登場しました!
【ハンチングとは?】
ジャイロのゲイン(どのくらい作動させるかの調整)を上げ過ぎると、直進している時でもステアリングが過敏反応してプルプル動いてしまう現象がハンチングです。
一般的にゲインを下げればハンチングは収まりますが、その分操作が難しくなってしまいます。
「じゃあ、ゲインを下げなくてもハンチングしなきゃベストじゃん」
ということで、ヨコモから発売されたのがSP-03D プログラマブル ブラシレスサーボ✨
ジャイロのゲインを最大限に高めてもハンチングを抑制してくれる頼もしいアイテムですよ♪
全部で3色をラインナップ
2駆ドリならYD-2
はじめての2駆ドリならやっぱりYD-2です!
YD-2シリーズは車高調整式オイルショックやハイアングルステアリングシステムが初めから装着されている割りにお手頃感があります。
YD-2にはEとSがありますが、
YD-2Sはモーターが高い位置に搭載されており、後ろのタイヤの踏ん張りがきくのでPタイルなどの滑りやすい路面でも扱いやすく設計されています。
シャーシの素材の違いや専用アルミ製パーツなどで様々なバリエーションがあります。
中でもおすすめなのは、新開発のハイブリッドシャーシ(カーボン+樹脂製サイドガード)の採用と、新開発の専用低ギアボックスにハイマウント モーター形式を採用して、低グリップ路面でも攻めの走りを実現するYD-2S PLUSです。
YD-2S PLUSはとってもおすすめなマシンなのですが…
ショートLi-poバッテリー専用設計になっています。
ショートLi-poバッテリーとLi-poバッテリー用の充電器を用意しなければなりません。
⇩こういうやつです。
参考:ラジコン用バッテリーの種類と特徴「初心者におすすめなのはどれ?」
他にも、
1.プロポセット
(送信機、受信機、スピードコントローラー、サーボ)
2.モーター
3.ドリフト用タイヤ&ホイール
4.ボディ
5.ボディ塗装用 ポリカーボネイト塗料
が必要になります。
入門者にとっては結構ハードル高いよ~
確かにこれでは気軽に始めることはできませんね。
費用もかなりかかります。
でもこれにはちゃんと理由があるんです。
ラジドリは基本設計がしっかりしていて、セッティング(調整)の幅があるシャーシでないとスムーズに走らせることができません。
せっかくドリフト用RCカーを買ったのに「全然ドリフト出来ないじゃん」となったらすぐに嫌になってしまいますよね。
なるべくみんなが上手に走らせられるように、パーツのサイズや取付位置を最適にする為にはある程度の価格になってしまうんです。
とは言ってもこれからRCカーをはじめるという人には高額すぎましたよね。
2駆じゃなくて4駆になりますが、もう少し手軽に買えるキットもあります。
4WDドリフトカー ドリフトパッケージ
ドリフトパッケージは四輪ダブルウィッシュボーンサスペンション、高効率シャフトドライブ・フルタイム4WDシステム、前後スプールジョイントなどを採用した本格的なシャーシを使用した4駆のドリフトカーです。
画像引用:YOKOMO
・アライメント調整が可能なターンバックル仕様タイロッド
・ドリフト走行に適したリジッドアクスル採用(フロント&リア)
・フロントユニバーサルシャフト&リアドッグボーン
・フルボールベアリング
などが標準装備されています。
画像引用:YOKOMO
そしてリアルなボディとドリフトタイヤ&ホイールもついていますので、あとはランニングセットとボディ塗装用のポリカーボネイト塗料を購入すれば走らせることができます。
はじめてのRCカーには高額な気が…
バレました??
ぶっちゃけどちらも「お手軽」ではないですよね💦
とにかく安く、とりあえずマシンを滑らせる雰囲気を味わいたいならタミヤさんのXBドリフトスペックもあります。
タミヤ XB (TT-01Dシャーシ TYPE-E)ドリフトスペック
画像引用:タミヤ
タミヤのドリフトスペックは、シャフトドライブ4WDシャーシ「TT-01 TYPE-E」のドリフト仕様モデルです。
・ドリフトタイヤ
・ソフトスプリングとCVAオイルダンパースーパーミニ
・スポーツチューンモーター
・アルミモーターヒートシンク
・フルベアリング
・調整式アッパーアーム(キャンバー調整可能)
が標準で装備されています。
ボディも塗装済みでRCメカ、バッテリー、充電器もセットされていますのですぐに走行できます。
走らせるコースに合わせたドリフトタイヤを別途購入した方がいいです。
TT-01Dとその後継機であるTT-02Dの組み立てキットもありますが、TT-02Dの方は調整式アッパーアーム(キャンバー調整可能)が付いていません。
もしTT-02でドリフトをしたいなら…
Yeah Racing(ヤーレーシング)からタミヤTT-02をRWDドリフトマシンにコンバートするキットと単体パーツが発売されています。
画像引用:パワーズジャパン
タミヤTT-02用RWDドリフトコンバージョンキットはパワーズジャパンで購入可能です。
まとめ:後々のことを考えると…
後々のことを考えると、
「初めからミドルクラス以上のシャーシやプロポ、バッテリーを」
「安いものを買っても買い直して無駄になる」
という方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら高額なアイテムを揃えたのに、すぐに「もうや~めた」となる可能性もあります。
結局はラジドリに対してどのくらいの熱量を持っているかですよね!
でも回り道とか、無駄になるとか考えずに、少しでも興味を持ったらRCカーを手に入れてください。
カッコよくドリフトをきめて楽しんじゃえ♡!
ヨコモYD-2について詳しく載っている本やYouTubeです👇
屋外でラジコンを楽しむなら紫外線対策を忘れずに♡👇
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